卒業生からのメッセージ〜継続できる気力と体力が無かったワタシの就職〜

2024/11/28

特例子会社で『フルタイム就労』を決めたAさんから、『ワタシの経験を活用してください』とメッセージをいただきました。

Aさん　就職おめでとうございます。

今回のblogではAさんの就職までの経験談を、ご紹介致します。

事業所見学を終えて体験を重ね、いよいよ利用が決まった就労移行支援事業所の訓練。

最初は週3日から訓練を始めて、約1ヶ月で週5日間を通えるようになりました。

はじめは集中力を取り戻すために『e-Learningでの資格取得』を目指して目標を達成しました。

メンタル系・事務系・就労系さまざまな資格にもチャレンジしました。

次の取り組みはPCスキルを上げたくてマイクロソフトオフィススペシャリスト（MOS）の資格に挑戦しました。

順調に学習を進めているつもりでしたが、そのうち過集中に陥り、体調不良となってしまいました。

「無理をせず、休憩をしっかりとりながら訓練を行ってください」と支援員から助言して頂きました。

ワタシの傾向や状態を考えて話を聞いてくれて助言をもらい、自分に合った方法でリカバリーを目指しました。

その結果、体調が回復して『MOS word・MOS excel』を取得することが出来ました。

他にも「作業系訓練」や「指示書に基づいたもの作り」にもチャレンジしました。

「作業を通した長所や短所」、「必要な配慮」・「報連相スキル」などを確認することができました。

ピッキングや伝票仕分けでは作業効率や的確な業務を学ぶことができました。

コミュニケーション系のプログラムでは「クリスマス会」や「納涼祭」など、利用者主体で企画・運営を行うイベントへ積極的に参加しました。

通所を継続することや就労スキルに自信ができたので、6ヶ月目からは就活プログラムをすすめることにしました。

はじめにおこなったのは『応募書類のひな型づくり』でした

たくさんの書類をいちからすすめて、助けを借りながら完成させることができました。

何度も何度も添削をしてもらい、時間をかけてつくりました。

就活は、自分の思うようには進まずに、落ち込むこともありました。

その頃、支援者と一緒に「障がい者合同企業面接会」へ参加しました。残念ながら不採用となりましたが、同じ企業へ「実習でのマッチング確認を受けてみてはどうですか」と支援者がすすめてくれました。

企業実習への参加は、就労移行支援事業へ通っていなければ難しかったと思うので、良かったとおもっています。

企業実習へ参加してみると自分の適性や長所・短所を知る機会になり、「この企業で働きたい」と思えるようになりました。

その後は気持ちを支援者や企業へ伝えて面接の機会を再び得られることになり、内定が決まりました。

文章にすると短くまとまってしまいましたが、いろいろなことを思い出します。

そして働きたいと思えた場所で働けて「本当に良かった」と今は思っています。

● メンタル系や事務系、就労系のe-Learningを学べた

● 作業訓練で、ピッキング、伝票整理などを取り組み、効率よく作業が出来るようになった。

● パソコンに強い支援員さんに分からない事は教えてもらいながら MOSの資格を取得することが出来た

● 多彩なコミュニケーションを図るイベントがあったので、他者とのコミュニケーション能力を高める事が出来た（クリスマス会や納涼祭などの協力して行うイベントも参加してきた)

などがあります。

これからは職場に定着することが新しい目標です。これからも定着サポートを受けながら継続を目指したいと思っています。

Aさん、お話くださりありがとうございました。

経験談はみなさんにとっても良い参考になるのではないでしょうか。

これからもどうぞよろしくお願いします。

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