雑談のチカラ〜コミュニケーション系ワークの活かし方〜

雑談力とは

他者との会話でタイミングよく雑談できるスキルのことをいいます。

雑談力があると、いろんな人とコミュニケーションをスムーズにすすめることができて、信頼を受けやすくなります。

このようなことから、就労場面では必要なスキルとして考えられています。

では、雑談スキルアップに必要なことは何でしょうか❓

  • タイミングを知る
  • 雑談力を向上させるポイントは…
  • 話題の提供
  • 場を作る
  • ハナシを広げる
  • 時々、ハナシを切り替える

など、『コツをつかむこと』が大切です。

タイミングを知る

雑談の冒頭場面で苦労することはありせんか?

そんな場合は、挨拶をきっかけにすると良いかもしれません。

『2語 挨拶』で雑談をスタート出来れば、挨拶をタイミングにできるので「いつ話そうかなぁ…」と悩むことがなくなります。

2語 挨拶とは

挨拶の後、言葉を繋げる方法のことです。

2語挨拶の例

おはようございます、寒くなってきましたね

こんにちは、今日もお願いします

など挨拶に何か言葉を繋げるだけで、会話のキャッチボールがスタート出来ます。

こんな…

まずは雑談を始めるタイミング(繋げる言葉)を自分なりに決めておくと、雑談力の向上につながります。

話題の提供

話す内容に悩む方もいると思います。

実は話題を提供している人は『話題の例』を最初から決めているようです。

例えば…

  • 天気のこと
  • 趣味のこと
  • 話題のニュース
  • 旅行の経験
  • 健康のこと
  • ファッション
  • 好きな食べ物
  • 住まいや出身地

このような『話題の例』と話の中身を決めておくと安心して会話に臨めます。

ただ…

初めて会う方に対して

  • 家族の話や健康
  • 仕事の話

をするのはハードルが高いかもしれません。

その場合は

天気のことや、話題のニュースなどを、事前に準備しておくと会話しやすいようです。

注意したいのは、政治や宗教・暗い話題・相手を否定するなどは避けた方が良いようです。

そして

「しかし」

「でも」

のような逆説の言葉を使うのは避けたほうがよいでしょう。

同調の言葉を使うようにすると、雑談が盛り上がることが多いです。

場を作る

雑談力向上には、雑談をしやすい場面を作る訓練も必要です。話しやすい場面を作るには、相手を認めていることを伝える必要があります。

具体的には、相手の表情・服装・持ち物に対して、肯定的な言葉で伝えるということです。

例えば

表情であれば

  • 素敵な笑顔ですね

服装であれば

グリーンの上衣が爽やかですね

持ち物であれば

  • 綺麗なカバンですね

といったように、必ず肯定的な言葉で伝えるようにします。

基本的に褒められて嫌な気持ちになる人はいないのと、その会話から話が広がることもあります。

会話の受け方としての「さ・し・す・せ・そ」

職場においては、相手をたてる配慮も必要です。例えば相手への返答として、以下のようなものがあります。

さ:さすがですね

し:知らなかったです

す:すごいですね

せ:センスいいですね

そ:尊敬します

これは上司からフィードバックを受ける際にも使える表現なので、身につけておくと役に立ちます。

『SOS』の返答方法

他にも会話の返答スキルとして、『SOS』があります。

S:知らなかったです

O:教えてください

S:さすがですね

『O:教えてください』の用いられる場面は相手が目上の方であった場合、教えを乞う立場で教えてくださいと言えるようにしておくと、関係性の向上につながります。

ハナシを広げる

雑談が広がらない場合は、会話が閉じた質問(質問に対して答えがはい、いいえで完結すること)になっていることが多いようです。

質問をされたら一問二答で返しましょう。質問された項目に加えて、もう1つだけ内容を付け加えて返してあげるようにすると会話が広がります。また、質問をする際は自分のことを少し話してから質問すると良いです。例えば、「映画は好きですか?」といきなり聞くのではなく、「私は映画が趣味で先日も映画館に行ってきたんですよ。〇〇さんは映画とかお好きですか?」と質問をしてあげることにより、相手も尋問されている感覚がなくなり、答えやすくなります。

時々、ハナシを切り替える

相手の話に興味が持てなかったり、話題を変えたいと思ったりした場合は、切り替えの言葉を持っておくと有効です。

そういえば

ところで

のような切り替えの言葉を使って、話題を切り替えるとスムーズに場面転換することができます。例えば、沈黙が続いてしまった際にも有効です。「そういえば」と切り出すことによって、相手も何か話そうとしているのを察知して、反応してくれるようになります。

このようにポイントを意識してコミュニケーションを行うと、会話のキャッチボールがスムーズになります。

苦手意識のある方は、試されてはいかがでしょうか。

レコルトではこのような、コミュニケーションを練習できる場面をさまざま設けています。

定期開催している『お茶会』のような代表的なものから…

  • コミュニケーションワーク
  • グループワーク
  • SST
  • 模擬会議
  • 事例発表会
  • 報連相プログラム

なども定期的に企画しています。

レコルトでは事業所見学や体験を随時募集しています。

興味をお持ちくださった方の 、ご予約をお待ちしています。

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