就職に必要なコミュニケーションスキル 〜距離感を理解する〜

  • 仕事で馴れ馴れしい言葉を使ってしまい、怒らせてしまった
  • 距離が近いと言われてしまい、傷ついた

こんな経験をされたことはないでしょうか❓

レコルトでは『人との適切な距離感がわからずに困っている』と相談を受けることが時々あります。

ここでお伝えする距離感とは…

☆ 物理的な距離

☆ 心理的な距離 の両方を指します。

人に不快感を持たれない距離感は…

実は曖昧で、理解するのが難しいため、戸惑うことも多いようです。

具体的な距離感の失敗事例を紹介すると…

  • 人に対して馴れ馴れしくしてしまい、怒らせてしまう
  • 信頼関係が無いのにボディータッチをして、不快な思いをさせてしまう
  • 悪気なく人が嫌だと感じていることを指摘してしまいトラブルになる

などが、考えられます。

距離感を間違えてしまうと…

  • ストレスを抱える
  • コミュニケーションが取れなくなる
  • 会社に迷惑がかかる
  • セクシャルハラスメントやパワーハラスメントなどに発展する

このような誤解からトラブルへ発展しないように、対処法を知っておくと便利です。

『対処法の事例』

人との適切な距離感を理解する

物理的な距離は『社会的距離』を守る

対人距離とはパーソナルスペースとも呼ばれています。人との距離で不快と感じる空間のことをいいます。

アメリカの文化人類学者エドワード・ホールが提唱する「対人距離の分類」によると

職場や関係が深くない人と会話をする場合は、1.2m〜3.5mの範囲を基準にすると良いと言われています。

一定の距離感を保てば、相手は安心してあなたとコミュニケーションをすることができるのではないでしょうか

また、仕事では

  • 名刺交換
  • お茶の提供
  • 上司や同僚への相談場面

など、人との距離が近い場合もあります。

そんな時には

  • 失礼いたします
  • 今、お時間はよろしいでしょうか?

など、(クッション言葉)をつけてから話すことを実践してみてください。

突然相手に近づくと、驚かせてしまったり、不快に思わせてしまったりする原因になります。

ひと言、前置きを挟むことで相手は話す準備ができ、あなたと安心してコミュニケーションが取れます。

基本的なコミュニケーションは敬語を使う

職場や関係性が深くない人との会話を『敬語で話す』と決めるとトラブルの多くは防止できます。

敬語は相手に敬意を表して、心理的な距離を保つために使われている言葉です。

上司や社外の人にはもちろんのこと、同僚との会話も敬語を基本にできるとよいでしょう。

敬語を活用すれば、馴れ馴れしさから相手を怒らせてしまうことは減少できます。

プライベートのことは質問しない

トラブルを避けるために初対面の人と話すときはプライベートな質問をしないことも大切なスキルです。

具体的には

  • 休みの過ごし方や趣味などのこと
  • 家族や恋人のこと

など

プライベートな話題は、人間関係を深めるために必要なときもありますが、人によっては個人的な話をしたくない場合もあります。

親しくなるまでは、プライベートな話題は質問された時に返答するくらいがよいでしょう。

人の外見は話さない

相手との無用なトラブルを回避するために

  • 相手の髪型や顔などの容姿
  • 相手の服装

など

外見の話題は避けたほうがよいでしょう。

外見の悩みを抱えている人は8割以上といわれています。

相手を褒めるつもりでも、相手がコンプレックスに感じている場合は傷つけたり、不快に思わせたりします。

人へ相談したり、練習してみる

対処法を実践してみても適切な距離感がわからずに困っていたり、社会生活に生きづらさを感じている時は、専門家へ相談なさってみてください。

レコルトでは…

  • コミュニケーションワーク
  • SST
  • 報連相 訓練
  • グループワーク
  • 模擬 会議
  • プレゼンワーク
  • お茶会

などなど

さまざまなワークを準備してコミュニケーション訓練を行なっています。

ワークを通して場面の理解や、対応法を皆さんと一緒に学ぶことができます。

また…

個別面談では、悩みや不安をお聞きして、解決や軽減できる方法を一緒に探しています。

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スタッフみんなで、お待ちしています。

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