アンガーマネジメント「怒りの原因を考えてみよう」
アンガーマネジメントとは、その名の通り「怒りと上手に付き合う」方法です。
よく聞く言葉ではありますが、実際どういう事かはわかっていない事が多いですよね。
今日は少しわかりやすく解説します。
アンガーマネジメントとは?
自分や他人の「怒り」に振り回されず、「怒り」を上手にコントロールすることで快適な生活やより良い人生を目指していこうとするための方法です。
怒らないことを目指すといった精神修行ではなく、知識と技術を使って「怒り」を取り扱う「スキル」です。
怒りと上手に付き合うには、なぜその感情が生まれるのか、その原因を知ることも大切です。
そもそも「怒り」とはなんでしょうか?
1)怒りは要望
怒りというのは、何らかの要望を表現するための表現方法の一つであり、それによって何か物事を動かそうとしているわけです。
2)怒りは二次感情
「怒り」は「二次感情」だと言われています。つまり、最初に「苛立ち」「恐怖」「不安」「恐れ」「寂しさ」といった一次感情が存在し、それが怒りという表現として噴出しているわけです。 怒りの裏側には「わかってもらいたい」一次感情が隠れているということです。
3)怒りは伝染する
人間は怒りに対して怒りで反応します。怒りを内面に鬱積させている人と接していて胸がザワザワした経験のある人も多いのではないでしょうか。怒りを抱えている人は、周囲の人の潜在的な怒りも目覚めさせてしまいます。
また、身近な人に対してはより強くなってしまう性質もあります。
アンガーマネジメントの実践
「衝動は6秒我慢する」
怒りのピークは6秒間だといいます。そのため、この6秒間怒りを抑えることができれば、怒りに任せた衝動的な行動を抑えることができます。衝動的な怒りに任せて行動することほど危険なことはありません。 人を傷つけたり、関係を壊すようなことを言ったりするのも、大抵この衝動的な怒りからくる行動のはずです。
「不要な〜べきを手放す」
怒りは、自分が信じている「こうあるべき」という価値観が破られた時に生まれます。
そのため、自分の中にどんな「こうすべき」「こうあるべき」があるか知っておくことが役に立ちます。自分はどんなポイントに反応しやすいのか。それは人によって違い、自分はどこまでならOKで、どこからがNGなのか、境界線を理解しておくことも役に立ちます。
イライラしてしまう場面があったら、自分の中の境界線を洗い出してみましょう。
例えば待ち合わせに関してなら、
「待ち合わせ時間の5分前には絶対に来るべき」
「5分以内の遅刻なら許せる」
「連絡くれれば30分遅刻してもOK」など人によって様々な基準があるでしょう。
自分の中に『〜すべき』が多く、強いほど、怒りが生まれやすいので、不要な『べき』は捨て、「まぁ許せるか」という許容範囲を広げていく努力も必要なのです。
許容範囲が広がると、怒りやイライラは軽減します。
どうしても譲れない『べき』は、適切な表現で相手に伝えることが大切です。
「しょうがないことは割り切る」
自分の怒りによって変えられることと、変えられないことがあることを理解しておくことも大切です。例えば、「せっかくの休みなのになんで今日に限って雨なの」とイライラしても天気は変えることができません。
どうにもならないことに対してイライラしたり、思い悩んだりすることは、不要なストレスを抱え込むだけです。
自分にコントロール不可能なことは「まぁしょうがないよね」と割り切って自分ができることに集中しましょう。
案外知っているようで知らないことが多いですよね。
イライラしたり、怒りで自我を忘れそうな時には一度6秒落ち着いて、実践してみてくださいね。
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