発達障害の人が抱えやすい二次障がい、対策方法
うつ病だと診断され、受診しても症状が一切良くならない。
生き辛さが変わらない。
調べてみると自分は発達障害かもしれないと思い検査を受けると
発達障害であった。
発達障害がわかった経緯などを聞くとこういったケースをレコルトでもよく聞きます。
これは発達障害の発達特性から生き辛さを感じ、心のバランスが取れなくなり
鬱病やパニック障害を発症することがあります。
これを二次障がいと言います。
発達障害を抱えている人は特性上、頑張ってもミスを犯してしまったり、集中できない、
やらなければいけない事を忘れてしまう、優先順位をつける事が苦手である事が多いです。
また感情を読み取ることが苦手な人も多く、
自分なりの解釈になってしまったり冗談や曖昧な言い回しが理解できず、
他者との間に壁ができ、自己嫌悪や不安な気持ちから精神障害を引き起こしやすくなります。
こういった二次障がいを避けるためにも
自分のストレスに気が付く事が大切です。
ラ・レコルト枚方では自分のストレスに気づき、対処するツールとして
「WARP」(ラップ)の作成をしております。
このブログにも何度か話題には出していますが、
今日は具体的にラップに関して詳しく説明をします。
WRAP(ラップ)」とは・・・?
Wellness(元気)、Recovery(回復)、Action(行動)、Plan(プラン)の頭文字を取ったもので、毎日を元気で豊かに生きること、さらに、気分を乱すような状況への気づきを高め、調子が悪くなったときに回復を促す行動プランです。
WRAPは精神的な困難を抱えた人達が健康であり続ける為の知恵や工夫を蓄積して作られた
自分で作る自分のためのリカバリープランです。自身も精神障害を持つメアリー・エレン・コープランド氏を中心に精神障害のある人たちによって作られ、現在、世界中で活用されています。
日本ではWRAP研究会が、「元気回復行動プラン」と翻訳しています。
WRAPは6つのプランから成り立っています。
・日常生活管理プラン
・引き金になる出来事に対処するプラン
・注意サインに対処するプラン
・調子が悪くなってきているときのプラン
・緊急状況への対応
・緊急状況を脱したときのプラン
これをもとに「元気に役立つ道具箱」をつくります。
毎日元気で健康に生活するためにできることのリストを自分でつくります。
よい気分でいるために、また元気を出すためにできることを書き出します。
自分で自分の回復方法を知る事、
自分は今どの段階のしんどさなのかを知り、緊急状況に陥らないように
自己回復を図っていく事の大切さを学ぶことができます。
大人は自分の機嫌やしんどさを自分で解決しなければいけません。
これは障がいがあるなし関係なく皆そうなのです。
でも障がいがある人はこの解決が困難な人も多いのではないでしょうか。
この記事を参考に
WRAPを作ってみてはいかがでしょうか?
作ったよ!どうかな?
なんて報告お待ちをしております。
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