就労移行支援事業所 ラ・レコルト茨木で行っている精神疾患や発達障害の方へのサポート 聞き手のチカラ〜聴くスキルでストレスフリー⁉️〜
だれかと会話している場面で、『話しやすい人だなぁ』と感じたことはありませんか。
そのような「聞き手として、感じが良いと思う人…』をよくみてみると共通していることがあります。
コミュニケーションはキャッチボールのように、ボールを受け取り、正確に返球する事が大切です。
いくら話し上手だったとしても、聞き手がしっかりとキャッチしないとキャッチボールは続きません。
つまり聞き手の力量は、とても大切といえます。
今回のblogでは、そのような聞き手としての『人の話を聴くスキル』について、ご報告致します。
『きく』という漢字とは⁉️
☆聞く
☆聴く
この2つの違いは何でしょうか❓
一般的に…
「聞く」は
「物音を聞く」「話し声が聞こえる」のように、音や声などが自然に耳に入ってくることです。
「聴く」は
「音楽を聴く」「講義を聴く」「国民の声を聴く」のように、積極的に耳を傾けることをさします。
違いをきくと「聴く」の方が丁寧に聴いている印象がありますね。
聴くスキルとは⁉️
では、具体的に聞き手として『感じよく聴く』ためにはどうすればよいのでしょうか❓
ケアマネジャーやソーシャルワーカーのような相談支援を行う面接を数多く行っている福祉の専門家が気をつけていることは…
①話を途中で遮りません。
聴くことで必要なことは、相手の話を最後までよく聴くことだと言われています。
途中で話題を変えたり、関係のない質問をしたりして話の腰を折ると、話し手はストレスを感じます。
聴くことを大切にしている人は、話す人にストレスを感じないように意識しています。そして相手の話を理解できるように心掛けています。
②たくさんの相づち方法を持っています。
聴く力の高い人は、たくさんの相づち方法を知っています。
そして単調な相づちではなく、相手の気持ちに共感しながら聴いているので、気持ち良く話せるようなコミュニケーションスキルで対応しています。
③話しかけやすい雰囲気を心がけています。
ピリッとイライラが顔に出てしまう人に対しては、話しかけにくいものです。
その点聴く力の高い人は、いつも相手の考えや話を肯定しながら話を聴いています。そしてリラックスした雰囲気を作れるように気をつけています。
聴く力を高める方法⁉️
では、聴く力を高めるために、何をすれば良いのでしょうか。
聴く力を高める方法は、すぐに身につけることは難しいかもしれません。
でも具体的なスキルをイメージして、相手の話を真剣に聴いているとスキルアップに繋がります。
例えば…
①話す時は振る舞いに注意します。
話しやすい雰囲気のためには、自分の振る舞いを意識することが大切です。
例えば話を聴くときは、リラックスできるよう柔らかい表情を心がけて、相手の顔や目を見るようにしてみてください。
逆に会話の中で避けるべき動作と仕草には…
- 腕組み
- 時計やスマホを気にする
- ながら聞きをする
- ふんぞり返る
このような仕草には注意してください。
②会話中に、相手の話し方をまねてみます。
話し手と同じ動きをすることで『相手への同調』が伝わります。
親密感や安心感を与えられるので、心理的効果大です。人が自分に似ているものに親近感を抱く心理法則を活用して、心理的距離間を縮めたいときに行います。
同じ動きには姿勢・表情・仕草・声のトーン・口癖などがあります。
わざとらしくなると、逆効果になることもあるので、自然な動作が大切です。
③相手の発言を繰り返します。
相手の発言を繰り返すと理解や共感を示せる心理的効果があります。
但し、発言をそのまま全部繰り返すのではなく、一部だけを切り取って繰り返すのが良いのではないでしょうか。
タイミングや頻度を間違うと逆効果ですので、やりすぎないように気を付けながら、チャレンジしてください。
④相手の話を要約して返します。
ひと通り話が終わったタイミングで話の内容を要約し、自分の言葉に置き換えて伝えると話し手は理解してもらえていると感じることができます。
他にも理解や共感されていると感じられると、安心できる効果もあります。
⑤会話の割合を意識します。
相手が話す時間と自分が話す時間の割合は、7:3(相手:自分)といわれています。
出来るだけ話を聴く時間をながくとれるように意識するとよいでしょう。
最初は、上手くいかないかもしれませんが、聴くスキルを、取り入れて、徐々にスキルアップを目指されてはいかがでしょうか。
聴く力は、さまざまな場面で活用できます。例えば仕事の時や友人・家族との良好な関係づくりにも発揮できます。
人の話を真剣に聴くスキルが向上すれば、トラブルを回避して、自分のメンタルを良好に保つなど、多くのメリットがあります。
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