うつ病からの復職達成!生活支援や各種訓練も充実したリワーク支援
本記事では、レコルトのサービスを利用し、職場復帰を果たされたAさまについて、ご紹介します。
Aさまは、就労中にうつ病を発症されて、約1年8ヶ月働けない状態でした。
そして、治療を行いながら、復帰したい思いを持ち続けていました。
焦りや不安から、症状が進んだこともあったようです。

そんな時に、主治医の先生から、就労移行サービスを進められました。
『無理をしないで、まずは見学に行ってみたら?』
そんなふうに、助言を受けられて、就労移行支援事業所であるレコルトへお越しくださいました。
見学時に聞いた現状と思い
当時のご本人の現状は、
- 朝方に寝て、昼以降に起きている
- 外出は受診と買い物くらいで、週に1~2回
- 症状は安定しているが、前の生活に戻ると辛くならないか心配
ご本人の思いは、
- 生活リズムを改善したい
- コミュニケーションスキルを前のように戻したい
- 就労スキルを取り戻したい
- 職場復帰の時には、立ち会ってほしい
そして、その思いを叶えるために利用を決められ、チャレンジが始まりました。

Aさまの復職までの過程は、以下の通りです。
①生活リズムの改善

当初は『週3日・午後』から利用を開始して、最終的には『週5日・終日(10:00〜15:00)』の利用まで延ばされました。
以前の習慣を取り戻すために、
・週間スケジュールの作成
・体調チェックシートの作成
に取り組み、目標達成を目指されました。
真面目なAさまは、いつも全力投球でした。
疲労感が表情に現れた時には、支援員が声かけをして、セーブしながら訓練されていました。
利用前は、元の生活スタイルに戻れるのか、大きな不安を抱えていました。
それでも、約2ヶ月後(体験を入れると3ヶ月後)には、安定して通所できるようになりました。
②コミュニケーションスキルの回復

『元々、社交的な方ではない…』
と話されていたAさま。
レコルトでコミュニケーション系のプログラムへ参加される際には、他者への気遣いや、やさしい態度で接していました。
そんなAさまを見ていると、ご自身の気疲れが心配になるほどでした。
プログラムを数回重ねてきた頃に…
『休んでもいいですか…』
と相談がありました。
面談でお話をお聞きすると、
『このままだと、会社と同じことになる…』
と他者との関係について、悩みを打ち明けられました。

そして…
『トラブルを避けるために、他人に対して、必要以上の気遣いをしてしまう』
と涙ながらに、告白してくださいました。
私たちは、Aさまが、これまでにしてこられた気遣いをねぎらい…
お話を聞き続けました。
そんな時に、定期開催していた…
『自己肯定感を高める訓練』~他人もOK! 自分もOK!~ という講座へ参加されました。
『他人を配慮するばかりに、自分の事をないがしろにしてきた』
『自分を大切にすることの重要性を、講座を通じて意識できた』
と教えてくださいました。
そして、『自分を大切にすることは、職場定着に繋がり、結果的に職場に貢献する事ができること。それが、他者への貢献にもなるのだ』
と、ご自身で答えを導き出されました。
今でも優しいAさまなので…
「ついつい、人を気にし過ぎてしまいます…」
と話されますが、
「以前と比較すると、他人と同じくらい自分を大切にしようと意識できるようになりました」
と話してくださいました。
③就労スキルを取り戻す

一般事務職で働かれていたAさまは、2年近く、ほとんどパソコンに触れていませんでした。
そのため、タイピングやMicrosoft officeなどを、積極的にトレーニングしたいと希望されていました。
そのうち…
『パソコン検定やMOS等の試験にも、チャレンジしたい』
と話され、資格も取得されました。
④立ち合いの元、職場復帰へ

Aさまは、職場の上司や人事関係者、産業医の先生などの面談では、気合を入れないと来社できないと話されていました。
このような状況と本人の希望により、復帰前後の面談は、同席させて頂くことになりました。
復帰先から、配慮事項などを一緒に聞いたことで、会社との相互理解は、より深まりました。
これまでは、不安と拒否感が強く、ストレスに感じられていたAさまですが、少しずつ、気持ちが柔らかくなり、打ち解けられるように見えました。
このようにして、復職への壁が低くなったところで、Aさまは復帰を決められました。

復職支援は、復職だけを目指すものではありません。
- 仕事のできる心身状態へ整える
- メンタル不調に陥らないスキルの理解
- 安定した就労の継続
このような就労定着が目的のため、復職後に、就労定着サポートを利用する方も多いようです。
⑤就労定着支援の開始

就労定着支援開始から2年。
今では、少しずつ我々の支援を減らし、ご自身で解決できる環境を整える事ができました。
Aさまの就労は、これからも継続します。
ご本人もそれを望み、企業側も同じように感じています。
私たちも、このような事例を作れたことは、大変喜ばしいことです。
つまずいても、ミスをしても…
リカバリーを繰り返して、人生の充実度を塗り重ねていく。
それが皆さんの…
そして、私たちにとっての目標と考えています。
これからも、復職サポートを望まれる方に寄り添って、希望の復職、就労定着を目指せる環境作りをしたいと考えています。
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