就労移行支援事業所 ラ・レコルト茨木で行っている精神疾患や発達障害、知的障害の方へのサポート レコルトのグループワークは就活対策が含まれます⁉️
就職活動をしていると…
2次面接は『グループワーク』です。
と、発表されて困惑されることがあります…
「どう取り組むのかわからない」
「評価基準がわからない」
などの悩みや不安をお聞きします。
「グループワークは数をこなす」という考え方もありますが…
それだけでいいのでしょうか⁉️
なんの戦略も無く、数量だけをこなすだけでは多分… 意味がありません。
必要とされるのは、グループワークのコツを理解することです。
今回のblogは『グループワーク』を、以下に沿ってご案内します。
- 臨み方や内容
- 目的
- コツ
- ルール
- 進め方のポイント
- 4つの役割
- 攻略方法
グループワークの臨み方⁉️
グループワークは、結論や成果を完成させることが目標になりがちです。
もちろんアウトプット(結果を出すこと)も大切ですが、実際の評価基準は…
「アウトプットを導き出す過程」
をより高い評価基準としています。
そのためグループワークの評価を勝ち取るためには『必要な進め方』を理解することが重要です。
『グループワーク』ってそもそも何⁉️
グループワークは複数の人同士が、議論を通してプレゼンや成果物の作成をおこなうことです。
そのため実施方法や種類はたくさん存在します。
例えば、就職試験・学校のプログラム・新入社員の研修などさまざまな場面で活用されます。今回のblogではその中でも就職試験におけるグループワークについて報告します。
就職試験におけるグループワークの目的とは⁉️
グループワークによって、集団でのかかわり方や人柄を評価することを目的に行われます。
具体的な確認事項は…
- コミュニケーション能力
- 当事者意識の有無
- 協調性の有無
つまり「集団でのかかわり方」を評価されていることを忘れず、相手に配慮した話し方で進められるとよいでしょう。
コツは『結論を先に伝える』⁉️
意見があるときはなるべく結論から述べる必要がありますが…
なぜでしょうか。
この結論から述べる文章術を『PREP法』と呼びます。
就職面接や志望動機を考える時にも活用できますので、覚えておくと便利です。
PREP法とは…
「結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論(Point)」
という順番で話す方法です。
最初に結論を述べて最後にまとめとして、もう一度結論を伝える構成となります。
もしも相手の方が結論が見えない説明や話が長い説明の場合、どう感じるでしょうか❓
多分聞き手にとっては、ストレスになります。
そして、言いたいことがわからないため、『伝わらない』というデメリットがあります。
まずは結論を述べ、その理由を端的に説明しましょう。
話し合いのルール⁉️
感情的になるのはNG‼️ です。
話し合いの中で、意見が対立することがあります。
そんな場合でも自己主張を述べようとして、感情的な伝え方や話し方はNGです。
当然「協調性がない」という評価になりかねません。
前提として意見の対立は真剣な話し合いであれば起こる方が健全と考えてみるとどうでしょうか。
他者の意見を聞き入れて、新しいアイデアを引き出すことで、より良い完成品や成果物につながると感じられるはずです。
グループワークは単に完成品を作ることだけを求められているわけではありません。
協調性を持って完成品を出せるかどうかが求められています。
相手の立場に立って発言し、常に冷静に対応できるように心がけると良いでしょう。
グループワークの進め方のポイントは『過程が重要❗️』
最初に押さえておきたい進め方として
グループワークの進め方とは
- 役割分担
- 言葉の定義や議論の方向性のすり合わせ
- 意見の出し合い
- 出し合った意見をまとめる
グループワーク結果だけでは無く、過程も評価されます。
でも…
具体的な進め方を理解せずにグループワークに臨んでいる人がいることも事実です。
適切な進め方は
「役割分担→方向性のすり合わせ→意見の出し合い→意見をまとめる」という4つの段階があります。
それではこの4つを具体的にどう進めていくかを確認してみてください。
①役割分担の決め方
限られた時間にみんなで同じ役割を実践するのは非効率です。
効率の良いワークを進めていくためには『役割分担』を最初に行います。
先ずは立候補で決めることが多いようです。
ひとつの役割に集中してしまう場合は、率先して他の役割を選ぶようにしましょう。
基本的に誰がどの役割でも評価は変わりません。
- タイムキーパー
- 書記
- リーダー
- ファシリテーター
- 役割無し
どんな役割でも議論に参加することに変わりはありません。
得意不得意はあると思いますが、どの役割でもこなせるように準備しておくことが大切です。
ジャンケンで決めてしまう方法もありますが…
まずは自分がやりたい役割を理由を添えて、グループメンバーに伝えると良いと思います。
他者への了承を取って、自分の意見も伝えられたらグループワークは活性化します。
大切な視点は
- 自分以外の人への配慮
- 自分自身の意見も正しく主張できているか
②話し合いの方向性を合わせる
先ずは主題の意図をメンバー間ですり合わせましょう。
これによってメンバー間の誤解がなくなり話し合いがスムーズになります。
たとえば、「美しい」という言葉は人によって認識に差異があります。
- 美しい情景なのか?
- 美しい人なのか?
- 場所なのか?
など、あいまいな言葉をみんなで共有して、から始めると話し合いは弾みます。
③意見の出し合い
目指すべき方向性やメンバー間の共通認識をすり合わせることができたら、意見を出し合いましょう。
意見は、初めから制限せずにどんどん出していきましょう。
これにより視野が広がります。
注意したいのが、何も発信していない人をなくすことです。同じグループ内で何もしない人がいる場合
- チームとしての価値を最大化できていない
- メンバー全員が同じ目標に向かっていない
という評価を受けてしまいます。
何も発信していない人がいる場合は、意見を出しやすくするために
「〇〇さんはどう思いますか」
と自分から話を振るなどして、全員が均等に話せている状態を作りましょう。
④出し合った意見をまとめる
次に出し合った意見をまとめる作業を行います。
出し合った意見を多数決で決めると簡単ですが…⁉️
多数決はシンプルな方法ですが、グループワークの目的はみんなで議論をして、より良い結論を導くことです。
そのため、多数決はどうしても結論が出ないときや、残り時間が少ない時の最終手段が良いと思います。テーマによりますが、意見がまとまらないときは、対立する意見と、対立の根拠を述べ、意見をまとめるのに何が障害になったのかをグループの検討結果として発表するのも良いでしょう。
グループワークでの4つの役割
グループワークの役割には明確に有利・不利は存在しません。
それぞれの役割と担うべき立ち回りを全うすることが重要です。ここではそれぞれの役割について、確認します。
ファシリテーター
ファシリテーターは「司会」や「進行役」とも呼ばれ、目的を達成するために進行を円滑にし、中立的な立場から働きかけをおこなう人です。
グループワークの役割では、ファシリテーターの評価が高いイメージがありますが、必ずしもそうではありません。以下の役割を担えているかどうかが肝となります。
ファシリテーターに必要な役割
- メンバー全員が発言しやすい場の雰囲気を作る
- 論点を明確にする
- 議論の合意形成をとる
具体的な立ち振る舞いとしては、議論に参加できていないメンバーがいたら話を振ったり、論点がズレてきた時に話を戻す、いろいろな意見が出てきた際にメンバーの合意形成をとりながら意見をまとめる、などがあげられます。
ファシリテーターは常に中立であることを意識しましょう。実際のグループワークでは、ファシリテーターや司会をしても、自分自身の意見や発表をしないと自分の評価を高めることはできません。リーダー経験が少ない人がファシリテーターをやる場合は、ファシリテーターに徹する場面と自分の考えを述べる場面をしっかりと切り替えてください。周囲への声かけを実施することが大事です。ファシリテーターは中立で客観的な立場として対話が弾むように促します。経験が浅い人は、発言に対する自分の意見を考えるのではなく
「今の意見に対してどうですか、○○さん」とパスを渡すようなイメージで進めると良いでしょう。
また、意見をまとめるということに関しても、発表者、書記担当の人がうまくまとめられているか、ときどき声をかけることでグループ全体の合意形成を促すことができます。
もちろん、自分の考えを発表するために、議論の流れを把握して考えることも必要ですが、グループワークの経験を積み重ねることで必ず力がついてきます。
まずは、ファシリテーターや司会の役割をしっかり把握しましょう。
タイムキーパー
タイムキーパーはグループワークの時間管理をおこないます。一見楽そうな役割として、タイムキーパーに飛びつく人も多くいますが、全体の進行を左右するポジションです。
また、メンバーの人数が少ない場合は、その他の役割と兼任する場合がほとんどです。
タイムキーパーに必要な役割
- 全体の時間を配分
- 進行状況を加味して、時間の調整をおこなう
具体的には、与えられた制限時間の時間配分をおこない経過時間を適宜グループ内で共有したり、全体の進み具合などを加味して時間配分の調整をおこなっていきます。
書記
書記の役割は議論の要点をまとめ、メンバーがわかりやすいようにまとめていくことです。
書記に必要な役割
『議論で出た意見などをテキストでまとめる』
グループワークにおいて書記が作成するメモは、メンバー間の認識のズレをなくし、意見を一致させるための便利ツールです。
また、書記が作成したメモが最終的なアウトプットを出す際の資料となります。したがって、単なるメモに留まらず、全員がわかるように丁寧な字で構造的に記載するようにしましょう。
加えて、議論は早いスピードで進みます。そのため、箇条書きで記載したり、聞き取れなかった部分は遠慮なく質問するなど、取りこぼしがないようにしましょう。
役割なし
グループワークの参加人数が多い場合に発生するのが「役割がない」人です。役割がないときは、積極的に議論に参加していくことが必要不可欠です。
役割がない場合に必要な立ち回り
- 積極的な議論の参加
- 役割があるメンバーのサポート
役割がないからこそ、傍観者となるのではなく、積極的に意見などを出したり、人の意見を聞いたりしていきましょう。
また、役割があるメンバーへのサポートなど、臨機応変に立ち回ることが求められます。基本的に役割別で評価が変わることはありませんが、採用担当者の認識に残りづらいことも事実なので、積極的な振る舞いが求められます。
グループワークの攻略法
コミュニケーションは緊張するからこそ、自己開示する経験が必要です。
初対面の人同士が、就職試験で評価されながらグループワークするのは、プレッシャーでとても緊張します。
でも…
- 過度に緊張すると…
- 自分の良いところが出にくくて…
- 悪いところばかり気になって…
- 焦って空回り…
してしまいませんか。
まずは…
- 今後の伸び代
- 成長する可能性
を見たいと思っています。
伸び代や成長性を見るためには、良いところも悪いところも含めて自己理解をすすめて
『どうなりたいと考えているのか』
『そのためにどう行動に繋げているか』
それをグループワークという作業を通して見ていきます。
「今の自分」
「なりたい自分」
「そのための行動」
を意識して、グループワークではチームの一員としてどんな役割を担い、どんな言動を取るのか…
ということをよく考えておくと良いでしょう。
それが自分の将来像をイメージするきっかけとなり得ます。
そしてそのことが行動として表れ、会社とともに成長したいとのイメージが伝わるのではないでしょうか。
レコルトのグループワークを
「自分を成長させるきっかけ」と捉えて…
前向きにトライして、大きく成長するようにされてはいかがでしょうか。
スキルだけではなく、その誠実で真摯なあり方が企業の心に深く残っていくはずです。
事務所案内
利用開始までの流れ
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資料請求
ご希望の事業所の詳しいご案内をお送りします。見学や個別相談、オンライン個別相談からでもOKです。
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見学・相談
実際に来所して頂き、事業所の雰囲気を見てもらったり、お話を伺わせて頂きます。オンラインも可能です。
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体験利用
ご自身のご都合に合わせて体験できます。見学時にご希望があれば、そのまま体験して頂くことも可能です。
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手続き
利用の際には、お住まいの市区町村の役所で手続きが必要となります。不安な方は同行しますので、ご安心下さい。
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利用開始
契約手続き、利用についてのご説明をします。あなたに合った計画を相談しながら一つずつ決めていきます。
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