コロナ禍で在宅ワーク中心の業務となったわたしは、そのまま通勤できなくなりました。

今回のblogでは、メンタルを崩されて休職された後に会社復帰を実現された利用者さまの経験談をお聞きして、文章へまとめてみました。

うつ病を発症して休職してしまい、外出もできなかったわたしの会社復帰までの道のりをお伝えします・・・

参考にしてくださると嬉しいです。

コロナ禍で在宅ワークが増えてきたわたしは外出の機会が減って、意欲が減退した結果抑うつ症状を自覚するようになりました。

それでも『業務をこなさねばならない』と義務感だけは強く持ち続けていました。

場所を選ばず柔軟に働けるテレワーク期間中はなんとかこなしてこれましたが、出社の頻度が増えてくると対応することができなくなりました。

仕事のストレスだけでなく、家庭のことや自分の体調面など、さまざまな要因が重なってしまったことが悪化の原因ではなかったかと思います。

その後は休職期間を悶々と過ごしてきました。

社会復帰できるのか⁉️

メンタルクリニックの主治医へ『このままでは社会の落伍者となりそう』と、不安を伝えました。

そんなわたしに主治医が教えてくれたのは『就労移行支援事業所』でした。

初めて聞いた名前に戸惑っていると、外出ができないわたしのような人や、生活リズムが崩れて朝起きれなくなった人などに向けた職場復帰のプログラムを整えている事業所で、復職する前に企業との調整を一緒に行い、スムーズに職場に戻れるサポートをしてもらえるとお聞きできました。

自分でも調べてみると、仕事ができる体調やビジネススキルの回復(向上)や、メンタルトレーニングと生活のリズムを整えられる場所とさらに確認できました。

『本当にこのサービスで、大丈夫だろうか』

『障害者の施設なんか無い❗️無い‼️』

今考えると失礼な話ですが最初はそんな思いを持っていました。

それでも主治医に促されるままに、見学だけはすることにしました。

事業所へ到着して、見学をすることになった経緯をポツポツと話し始めました。

すると不本意ながら、いつのまにか涙が溢れて止まらなくなりました。

我慢していた感情のダムが決壊するように自分の抱えてきた悩みや不安、苦しみについて時間を忘れて話し続けました。話し終えると気持ちがすっきりして、重くどんよりとしたモヤモヤがいくらか軽くなりました。

そしてさっきまでは、笑うことも忘れていた自分がスタッフに向かって笑いかけられるようになったのです。

誰にも言えなかった言葉を伝えることができたのは、遮らずにずっと聞いてくれたからだと思います。

自分に向き合って、『うんうん』と頷きながら耳を傾けてくれたからだと思います。

それからすぐに利用を申し出ましたが、スタッフから、『まずは体験利用を数回重ねてマッチングを確認してください』と促されました。

体験利用では、プログラムの説明から実際の訓練を経験しました。

そしてわたしの場合は3回目の体験利用で、市役所へ利用申請を行い、数週間のあいだ体験利用を継続したのちに利用が決定しました。

復帰に向けた目標は…

  • 毎日の外出
  • 生活リズムの回復
  • 以前のビジネススキルを取り戻す
  • リワークに向けた調整

の4点をサービス管理責任者と一緒に考えて、目標達成に向けて取り組まことにしました。

また、以前は当たり前にできていた…

☆行政の手続き

☆ハローワーク窓口への訪問

☆会社との定期面談

など、大きな負荷を感じるときには同行してもらいました。

最初は何をするのも大変でしたが、同行や事前のサポートを受けた事で外出への不安は軽減し、以前と同じように過ごせるようになりました。

会社との定期面談も大きなストレスを感じることなく話し合いができるようになりました。

そしていよいよ会社への復帰を視野に入れた頃に、復帰に向けて産業医や人事課、所蔵していた部署との復職に向けた面談を行うことになりました。

自分ひとりでは不安があったので、スタッフへ同行を依頼して生活リズムが整っていることや、これまでの訓練状況・復帰に向けた主治医の見解・自分の思いなど、スタッフと事前に確認した内容を皆さんの前でお伝えしました。

その後…

産業医をはじめ、会社からも職場復帰が認められてリワークを達成することができました。

最初は通勤や業務に不安もあったので、初日同行や相談窓口の開設、定期面談などサポートも継続してもらいました。

その甲斐もあって、メンタル面はずいぶん安定できました。

現在は大きなトラブルはなく、仕事を継続できています。レコルトとの定期面談では愚痴を話したり、リフレッシュにもなっているので助かっています。

もしもあのまま、外へ出る決断が出来ていなかったらと思うとゾッとします。

わたしにとって大きなターニングポイントとなりました。

このような想いで、リワークを実現された方の経験談をご紹介いたしました。

ご協力・・・

同じような思いを抱えている方がもしかしているかもしれません。外へ出るアプローチは皆さんそれぞれ違うと思います。

この方は主治医からの助言がありましたが、家族や友人・支援者など、信頼されている方の話を聞くことはとても大切だと思います

昨日の不安を大きくしないように、無理のないように動き出されてはいかがでしょうか。

レコルトではご相談や見学を随時受け付けていますので、お気軽に問い合わせ下さいませ。

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